イギリス環境・食糧・地方省と欧州委員会が主催する国際会議「欧州と世界のエネルギー効率：共に行動し、学ぼう」が、11月2日・3日、ロンドンで開催された。イギリスのベケット大臣は、会議において、欧州のエネルギー効率を高める行動計画は、地球全体でのエネルギー浪費と温室効果ガス排出削減策の先陣をきるものとなると述べた。
　会議の冒頭、ベケット大臣は、国際社会が、省エネ、エネルギー安全保障の確保および温室効果ガスの削減という目的を共有していることを強調する一方、経済や市民、経済成長、企業の競争力に負担を強いないような形で、どのようにエネルギー使用を削減していくのかという問題を解決する必要性があることを指摘した。
　また、欧州委員会のピエバルグス・エネルギー委員も会議で演説した。同委員は「エネルギー効率化に関するグリーンペーパー」を提案しているが、ベケット大臣は、このペーパーがEUにおける議論を活発にするものだと評価した。ベケット大臣は、欧州におけるエネルギー効率化を進めるため、2020年、さらにそれ以降を視野に入れた枠組みを創るチャンスだと述べ、消費者の認識を高めるために何をすべきかについても検討する必要があると指摘した。【イギリス環境・食糧・地方省】【欧州委員会】


下記アドレス：イギリス環境・食糧・地方省プレスリリース