【国連】2005.11.02 発表
「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POP条約)」に基づく最初のPOPs審査委員会が、11月7日~11日にかけて、ジュネーブで開催される。今回の会合では、各国政府から提案された5つの化学物質について、POPsリストに加える基準を満たしているか審査が行われる。今回提案されている5物質は以下のとおり。
●クロルデコン(殺虫剤):EUおよびEU加盟国による提案
●ヘキサブロモビフェニール(難燃剤):EUおよびEU加盟国による提案
●ヘキサクロロシクロヘキサン類(殺虫剤、駆除剤などに利用される):メキシコ政府による提案
●ペンタブロモジフェニルエーテル(難燃剤):ノルウェー政府による提案
●ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS):スウェーデン政府による提案
今回の会合は、これらの物質がPOPsに該当するのか判断する最初のステップとなるもので、これらの物質がスクリーニング基準を満たしているか評価する。次のステップとしては、各国政府、NGO、その他の関係者から提供された情報をもとに、5つの物質の危険性に関する分析書(リスクプロフィール)を作成し、その上で、POPs審査委員会が、各物質について、禁止や規制の必要性、例外的措置の必要性などについて判断する。最終的な結論が出るまでには、2、3年かかる見通し。
なお、第2回POPs審査委員会は2006年の後半に予定されている。第2回POPs条約締約国会議は2006年5月1日~5日にジュネーブで開催される予定である。【UNEP】
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