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【林野庁】2005.11.24 発表

4省庁がトキ野生復帰に向けての生息環境整備策の検討結果を公表

 環境省自然環境局、農林水産省農村振興局、林野庁、国土交通省河川局−−の4省庁が実施した、トキ野生復帰に向けての生息環境整備策に関する調査報告書の概要がまとまり、2005年11月24日に公表された。 
 この調査は、08年度から本格的にトキの野生復帰に向けた取組みを開始すること(注1)を視野に入れ、04年度に4省庁が役割分担を行い実施したもの。 国土交通省が河川内での餌場確保、環境省が湿地・草地でのビオトープ整備、農林水産省が水田・水路での餌資源増加、林野庁が森林での営巣木・ねぐら木確保−−に向けた整備計画手法について、それぞれ調査を実施。幹事省である環境省が各調査の要約と生息環境整備マニュアルを集成した集成版報告書をとりまとめた。
 たとえば、水田、水路の望ましい整備手法としては、(1)休耕田を活用したビオトープを設置し、湿地環境を拡大すること、(2)冷水害防止のために設置される水田内の承水路を確保し、餌となるドジョウやヤマアカガエルの生息環境を確保すること、(3)簡易な魚道により水田と水路の落差を解消し、ドジョウなどの生息環境ネットワークを確保すること−−などが示されている。
 4省庁では、この成果をそれぞれが所管する公共事業に反映していく方針。

(注1)環境省は08年に試験放鳥を開始し、2015年頃に小佐渡東部地域に60羽のトキを定着させることを計画している。【農林水産省,林野庁】

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