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【国連】2005.11.17 発表

先進国からの温室効果ガス排出量 1990年レベルより5.9%減少 でも油断は禁物

 気候変動枠組み条約事務局が11月17日に公表した最新のデータにより、先進国グループからの温室効果ガス排出量が減少していることが明らかになった。同事務局の発表した「主要温室効果ガスデータ」によると、2003年、先進国からの温室効果ガスは、1990年レベルより5.9%減少した(*)。
 しかし、気候変動枠組み条約事務局のキンリー氏は、排出削減の大半は、1990年代初頭に、東欧・中欧の市場経済移行国からの排出量が減ったことによるものだとしている。同氏は、ここ数年、先進国グループからの排出量は一定にとどまっているが、1990年代初頭のようには減少してないと指摘し、「温室効果ガス排出予測では、2010年までに排出量が増加するおそれが指摘されている。先進国にとっては、引き続き、一層の排出削減を確保することが課題として残されているということだ」と述べた。
 なお、「主要温室効果ガスデータ」は、先進国(40カ国)および途上国(121カ国)から提出された全ての温室効果ガスデータを取りまとめたものである。【気候変動枠組み条約事務局】

(訳注)京都議定書では、2008年~2012年までに、先進国からの温室効果ガス排出量を1990年レベルから5%削減することが目標とされている。

(PDF形式)

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