日本とタイの政府・関連研究機関の主催により、２００５年１２月１３日から１５日にかけて、「第２回バイオマス・アジアワークショップ」がタイのバンコクで開催される。
　バイオマスは動植物・微生物・有機性廃棄物など生物由来の有機性資源のこと。
その有効活用は、循環型社会形成、地球温暖化防止（植物バイオマスの燃焼時に放出されるＣＯ２は、光合成により大気中から吸収したＣＯ２の再放出であり、大気中のＣＯ２を増加させない）、環境調和型産業育成、農林漁業、農山漁村の再活性化といった観点からも期待されている。
　このワークショップは、バイオマス利活用に関わるアジア諸国と日本の関係者の技術交流・意見交換が目的で、０５年１月に東京とつくばで開催された第１回ワークショップに続くもの。
　１３日にはアジア各国でのバイオマス利活用についての国別報告など、１４日には６つのパネルディスカッションと総括会議が行われるほか、１５日にはバイオエタノール製造工場への見学が予定されている。
　傍聴を希望者はワークショップの特設サイトから事前に申し込むことが必要。【農林水産省】