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【原子力安全・保安院】2005.12.14 発表

美浜3号機修繕工事の配管部材刻印改ざん 保安院が再発防止策評価結果を2社に通知

 平成16年8月に発生した関西電力(株)美浜3号機の加圧水型軽水炉2次系配管破損事故の修繕工事で、配管部材に付けられた刻印が工事受注者である三菱重工業(株)関係者によって一時的に不適切に改ざんされていた件について、関西電力(株)と三菱重工業(株)は17年12月7日、原因究明と再発防止対策に関する報告書をまとめ、原子力安全・保安院に提出した。
 今回のトラブルは、三菱重工高砂製作所が配管を製造する過程で、配管部品を取り付け間違い、さらにそれを正規の状態に戻すことなく刻印を打ち替えていたもの。
 報告書は不適切な改ざんが起こった原因として、「不適合品処理シート」発行などルールに基づく行為は行われていたものの、具体的な記入方法などが明確ではなく、品質保証の基本に立ち返った対応が十分できていなかったなどと報告している。
 なお報告を受けた保安院では、報告された原因や再発防止策を妥当としながらも、「不適切な保守管理・品質保証活動が原因で起こった美浜3号機事故の破損配管修繕工事にもかかわらず、品質保証活動の改善が不十分であったため起こった改ざんであり、今後も再発防止対策の着実な実施、監視、評価、改善を積み重ねていくことが重要である」と指摘。保安院が今後、関電の品質保証活動全般、三菱重工の再発防止対策の実施状況などを厳格に確認していくとの評価結果を12月14日に両社と(独)原子力安全基盤機構に通知した。【原子力安全・保安院】

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