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[海外エコニュース一覧]

【国連】2005.12.06 発表

北極・小島嶼・山岳地域における気候変動の影響が報告される

 カナダのモントリオールで開催されている第11回気候変動枠組条約締約国会議において、北極・小諸島・山岳地域といった脆弱な地域における地球温暖化の影響が報告された。
 太平洋の小島嶼では、バヌアツの小さなコミュニティが、気候変動の結果として生じる難を逃れるため、最北部のテグア島に移住した。これまで住んでいた沿岸部の家々は、嵐と強烈な波によって何度も流され、移住は「太平洋島嶼国における適応開発のためのキャパシティ・ビルディング」事業に基づいて実施された。
 また、山岳部では、氷河が溶けて巨大な湖ができ、洪水を引き起こす危険性が指摘されている。UNEPと国際総合山岳開発センター(ICIMOD)の調査によると、ネパールとブータンでは50カ所の氷河湖が懸念されている。
 UNEPのテプファー事務局長は、北極や小島嶼の人々は、地球の気温が上昇する結果、同じような脅威に直面していると指摘し、影響を受けやすい人々の窮状は、モントリオールの会議に参加している各国政府に、対応を急ぐよう求めるシグナルだと述べた。なお、UNEPは、地球環境ファシリティ(GEF)の資金供与を受け、関係機関と協力しつつ、国家適応行動プログラムを、ハイチ、リベリア、タンザニアなど十数カ国で行っている。【UNEP】

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