【環境省】2005.12.16 発表
環境省と経済産業省は平成17年12月16日、フロン回収破壊法に基づき業務用冷凍空調機器から16年度に回収されたフロン類の量が約2,102トンで、15年度より約11.3%増えたと公表した。
フロン回収破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン回収は14年4月から実施されている。
今回の発表はフロン類回収業者が都道府県知事に報告した内容を環境省と経済産業省が集計したもの。
回収量約2,102トンという数字は、16年度に廃棄された業務用冷凍空調機器に含まれていた冷媒フロンの推計量約6,874トンの約31%にあたり、15年度の約28%よりは微増した。
またフロン類の種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)が約298トン(15年度:約338トン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約1,665トン(15年度:約1,458トン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約140トン(15年度:約94トン)で、15年同様HCFCが回収の大半を占め、CFCが減少した。
回収量のうち、フロン類破壊業者に引き渡された量は約1,714トン(15年度:1,509トン)と15年度より13.6%増え、再利用量は約371トン(15年度:約336トン)、16年度末時点でフロン類回収業者が保管していた量は約166トン(15年度:約156トン)となっていた。
なお環境省と経済産業省ではフロン類の回収・破壊がさらに徹底されるよう、施策の検討を進めていく方針。【環境省】
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6654
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