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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2005.12.01 発表

EPA ミシシッピ川・メキシコ湾の低酸素区域改善に関する会合を開催

 メキシコ湾北部における低酸素区域(または貧酸素水塊)の減少状況を評価するため、12月1日、ミシシッピ川・メキシコ湾流域栄養作業部会が、メンフィスで開催された。
 ミシシッピ川から排出される栄養分は水産業を脅かしており、下流48州の水産業の3分の2に影響を与え、被害額は年間で7億ドル(770億円)に上る。作業部会は、このような問題に対処するため、1997年に設置され、8つの連邦機関と10の州の代表者から構成されている。
 作業部会は、2001年に、低酸素区域の面積を2015年までに削減し、当該水域の経済状態を改善することを目指す行動計画を策定した。この行動計画では、(1)現在の負荷量および発生源を評価するため、準流域の設定、(2)削減目標の設定、戦略の策定、(3)地方自治体・州・連邦の既存のプログラムによる削減の可能性の評価、(4)固定発生源からの追加的な削減可能性の確認と評価、(5)監視・調査戦略の策定、(6)行動計画の進捗状況の評価・審査(5年ごと)について、定めている。
 今回の会合では、5年毎の再評価のためのスケジュール、および深刻な問題に対処するための計画の策定に向けた作業が行われた。
 作業部会を構成する様々なグループは、2004年9月に開催された第11回会合から、再評価のプロセスを定めるための作業を行っている。このプロセスには、低酸素状態の程度・発生・継続期間の原因に関する独立した科学的審査、ミシシッピ川流域からの栄養分の輸送に関する研究が含まれている。【EPA】

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