【イギリス】2005.12.13 発表
イギリス環境・食糧・地方省及びウェールズ議会政府は、12月13日、水環境管理について、総合的なアプローチを強化するための協議文書を発表した。これは、EUの水枠組み指令(WFD)の過酷な要求を達成するためのさらなるステップを意味している。水枠組み指令は、水域を、単に、個々の河川や湖として捉えるのではなく、生態系全体との密接な関係で捉えようとするヨーロッパ全体のプランである。
今回の協議では、イギリス及びウェールズの9つの河川流域、およびイギリスとスコットランドの境界にある2つの河川流域のうちの一つを取り上げるもので、いずれの河川についても、河川流域管理計画(RBMP)の策定が求められる。協議文書では、河川流域の計画づくりに当たって、特に、RBMP策定に当たって、環境庁が従う原則が提案されている。
計画の策定については、環境庁が全体的な責任を負っているが、水枠組み指令(WFD)は、環境的、社会的、経済的な優先課題とともに、水文学的サイクルを考慮した水管理政策を行うよう求めている。このため、環境庁は、RBMPと関係する公的機関、民間機関、NGO等と協力していく。協議文書への意見の提出は、2006年3月7日まで。【イギリス環境・食糧・地方】
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