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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2005.12.14 発表

EPA メチルエチルケトンを有害大気汚染物質から除外

 EPAは、メチルエチルケトン(MEK)を、大気浄化法の有害大気汚染物質リストから除外した。
 MEKは、塗装業において溶剤として、とりわけビニル・ラッカーやアクリル樹脂の製造において使用されている。このほか、接着剤、磁気テープ、印刷用インク、油性洗浄剤や洗浄液の製造において、潤滑油の脱ろう剤として、また酸化防止剤や香料の製造における中間物として使用されている。なお、今回、MEKは有害大気汚染物質リストからは除外されたが、依然として揮発性有機化合物(VOC)として規制対象とされている。
 有害大気汚染物質からの除外は、詳細な分析および独立した科学者によるピア・レビューといった、厳格なプロセスによるものである。このプロセスでは、当該物質の放出がヒトの健康に悪影響を生じさせないと合理的に予測されると判断するため、適切なデータが存在することが実証される。除外を決定するにあたっては、パブリック・コメントも、重要な要素のひとつとなる。
 EPAはこれまで、エチレングリコールモノブチルエーテル(2004年)、長鎖グリコールエーテル(2000年)、カプロラクタム(1996年)を有害大気汚染物質リストから除外してきた。ただし、2001年には、メタノールの除外に係る申請を斥けている。【EPA】

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