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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2005.12.19 発表

大気質と気候変動の関連性に関する意見を募集

 大気質専門家グループ(AQEG)は、12月19日、大気質と気候変動との関連性について協議文書を発表した。AQEGは、2001年に発足した省庁とは独立した公的機関で、特にイングランド大気質戦略にある大気汚染物質についてアドバイスを提供している。
 イギリスの大気質は、技術革新や法規制により、近年大きく改善しているが、汚染物質規制が気候変動に与える影響については、まだ十分知られていない。このため、AQEGは、今回の発表について、評価が正しいか、また、検討が必要な調査がさらにあるかといった点について、コメントを募集する。
 AQEGの報告書案では、以下のような事項が明らかにされている。
●粒子状物質やオゾン前駆物質などの汚染物質は気候変動に影響を与えるが、これらは、国際的な定義上、影響のある排出とは現時点で認識されていない。
●2003年に起こったような熱波は2040年から恒常的になると見込まれ、オゾン濃度が相当減少しない限り、夏季のスモッグにつながる。
●人類の行動が気候変動及び大気質に及ぼす影響を制限しようとするならば、大気に影響を及ぼし、現在起きているプロセスに対する総合的なアプローチが必要である。
 意見募集の締め切りは2006年3月13日まで。最終報告書は2006年夏に発表の予定。【イギリス環境・食糧・地方】

プレスリリース

http://www.defra.gov.uk/news/2005/051219b.htm

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