【厚生労働省】2006.01.10 発表
平成17年に飼養鶏の高病原性鳥インフルエンザ感染が確認された、茨城県・埼玉県の養鶏場従業員・防疫従事者353名を対象に、厚生労働省が血清抗体検査を実施した結果、77名が陽性と判定され、鳥インフルエンザウイルスに感染していた可能性があることが平成18年1月10日までに判明した。
この血清抗体検査は鶏の感染が確認された直後と約1か月後の2回にわたり、実施されたが、うち第2回採血時の抗体価が第1回採血時に比べ4倍以上上昇し、鶏経由で感染が起こったと思われる人は15名いた。
これ以外には第1回・第2回検査とも陽性を示していた人が11人、第1回のみ陽性が38人、第2回のみ陽性が13人いたが、これらの人びとについては、第1回採血時前に、すでにウイルスに対する抗体ができていた可能性もあるとされている。
なお、検査時にインフルエンザのような症状を示した人はおらず、感染が持続しているかを調べるウイルス遺伝子検査の結果も全員が陰性であった。【厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0110-4.html
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