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【水産庁】2006.01.16 発表

北太平洋さけ・ます類の冬季の生態解明めざし、幼魚調査実施へ

 水産庁漁業調査船開洋丸は、平成18年1月20日から3月10日まで、北太平洋で冬季のさけ・ます類の生態解明を目的とした調査を実施する。
 北太平洋のさけ・ます類は日本の川で生まれ、北太平洋を回遊しながら成長し、産卵のために生まれた川に帰ってくるが、回遊している間の死亡により、回帰尾数が変化する。特に冬季に死亡が大きいと考えられるため、北太平洋での冬季の生息状況を知ることがさけ・ます類の資源変動を解明する上で重要だが、冬の北太平洋は荒天により調査が難しく、これまではデータが少なかった。
 今回の調査は世界有数の漁業調査船である開洋丸を派遣し、北太平洋での表層トロールによるさけ・ます類の採集、海洋観測、プランクトン採集を実施。(1)冬季のさけ・ます類の分布が低水温の狭い水域に集中しているか、(2)餌の不足や厳しい環境で成長の停滞やへい死が起こる可能性があるのか、あるいは代謝率低減など生態的な適応により冬季を乗り切っているのか、(3)冬季のさけ・ます類の生息環境、特に基礎生産や餌生物生産が夏季とどのように異なっているのか−−の3点の解明をめざす。
 なお、今回の調査航海は、北太平洋溯河性魚類委員会(NPAFC)で承認された調査計画に基づいている。【水産庁】

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