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[海外エコニュース一覧]

【国連】2006.01.12 発表

UNEP 中国の松花江汚染事故について調査報告書を発表

 中国・吉林省で石油化学工場が爆発事故を起こし、松花江が化学物質で汚染された事件について、UNEPは、現地調査を踏まえ、「2005年12月 中国松花江流出事故-現地調査団報告書」を公表した。
 UNEPの調査団は、中国・国家環境保護総局の招聘により、2005年12月10日~16日にかけて、現地調査を行っていた。
 報告書では、今回の事故を踏まえ、今後の対応について勧告が示されている。その一つとして、中国政府に、UNEPの「地域レベルでの緊急事態周知・準備(APELL)」プログラムのような計画の実施を検討するよう提案している。これは、緊急事態に対して、地域コミュニティの調整を促すもので、産業事故のリスクを削減するのに役立つことが実証されている。この他、報告書では、中国国内の化学工場について、ランダムにサンプルを抽出し、リスク評価を実施することを検討するよう勧告している。
 なお、この報告書は、ロシアの関係当局にも提供される。
 今回のUNEPの対応は、中国政府に非常に歓迎されたが、UNEPは、松花江汚染事故に関する勧告の実施、および類似の事故が起こるリスクを削減する措置の実施に当たって、中国当局を支援していく方針である。【UNEP】

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