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[海外エコニュース一覧]

【国連】2006.01.18 発表

鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザに関する国際会合 開催される

 「鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザに関する国際プレッジング会合」が、1月17日から18日にかけて、中国の北京で開催された。
 UNEPのカカヘール事務局次長は、鳥インフルエンザ危機は、環境に起こりつつある重要な変化を反映したものだと指摘している。近年、動物によって媒介される似たような病気として、ラッサ熱、SARS、エボラ出血熱など多くの病気が発生しているが、こうした病気に共通の要因として、人間が自然環境に強い相互作用を及ぼした時に発生していることが挙げられる。
 また、鳥インフルエンザについて、カカヘール事務局事業は、「渡り鳥は、媒介動物の一つかもしれないが、鳥インフルエンザの原因ではない。渡り鳥が、唯一の媒介動物であるわけでもない」としている。家禽や捕獲された野生・半野生の鳥の人間による移動、および人間自身の移動は、同様に、あるいはそれ以上に重大な脅威となっている。また、生きている動物の市場は大きいが、最近まで、脅威に対する認識が不足していた。
 こうした状況を踏まえ、(1)インフルエンザウィルスが野鳥の体内でどのような行動をとり、水辺の生息環境でどのくらい生きられるのか、(2)最もリスクの高い、渡り鳥のルートと場所はどれか、といった問いに答えを出していくことによって、鳥インフルエンザの地球規模のサーベイランスと「早期警戒システム」を開発する必要があると、同氏は指摘する。UNEP本部とボン条約事務局では、既に2005年から、こうしたシステムに向けて作業を開始している。【UNEP】

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