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[海外エコニュース一覧]

【オランダ】2005.12.12 発表

容器包装の回収・リサイクル費用を事業者に転嫁

 オランダで2006年1月1日から施行される「包装、紙及びボール紙処理令」に基づき、製造事業者は、1月1日から、容器包装の回収及びリサイクルにかかるコストを負担することとなる。これにより、今後は、市町村が、付随するコストを負担することはなくなる。これまでは、市町村が、そのコストを廃棄物税という形で住民に転嫁していた。
 製造事業者は、4月1日までに、住宅・国土計画・環境省に対して、回収及びリサイクルに関する計画について通知するよう義務付けられる。また、製造事業者は、これまでのSVM-PACTに代わる「Stichting Nedvang 財団」のメンバーとなる。この新しい組織は、製造事業者及び輸入事業者で構成される共同組合で、家庭から排出される容器包装の回収及びリサイクルを体系化する。なお、産業部門から排出される容器包装については、別の共同組合が設立される。
 さらに、「包装、紙及びボール紙処理令」に基づき、容器包装の輸入事業者及び製造事業者は、回収及びリサイクルにかかるコストを推計するよう求められる。リサイクルについては、政府・産業界・市町村の間で結ばれた容器包装協定で、いわゆる「製造時業者の責任」が既に認められている。
 また、路上の散乱ゴミについても、市町村と産業界は、3月1日までに、処理方法について合意する必要がある。路上の散乱ゴミの防止や清掃にかかる費用を誰が払うべきか合意しなければならない。
 この他、ペットボトルなどのワンウェイ・プラスチック・ボトルの55%を回収・リサイクルすることについても、市町村と産業界は合意に達する必要がある。同令では、この責任を産業界に課している。市町村と産業界が合意できなかった場合には、政府は、ビン及びカンにデポジットを義務付けることとなる。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)

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