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【原子力安全・保安院】2006.02.08 発表

福島第二3号機で再循環系配管のき裂見落とし 交換時に判明

 福島第二原発第3号機で交換のために切断した再循環系配管について、東京電力(株)が断面調査を行ったところ、切断する前に実施した超音波探傷試験では確認されなかったき裂がみつかり、東電は平成18年2月7日までに、このことを原子力安全・保安院に報告した。
 報告を受けた原子力安全・保安院は、この事象が安全上重要な原子炉冷却材圧力バウンダリ(注1)の検査に関係するものであることから、東電に対し、(1)新たに見つかったき裂を定期検査中の超音波探傷試験で特定できなかった経緯、誤認要因の事実関係調査結果、(2)誤認の再発防止策、(3)このき裂の存在を踏まえた当該配管の健全性評価−−を速やかに報告するよう指示した。
 また他の事業者に対しても注意を喚起するため、原子力発電所を所有する全事業者に対して、この件についての周知と超音波探傷試験でき裂であるか否かを判定する際に、慎重に判定を実施するよう連絡文書を発出することにした。

(注1)原子炉を包んでいる原子炉圧力容器や炉心を冷やすための冷却材が通る配管などが含まれる範囲の総称。通常運転中は原子炉内部と同じ圧力に保たれているが、原子炉内部の圧力が異常事態に陥ると、原子炉格納容器の圧力を一定に保ち、圧力による防波堤のような役割を果たす。【原子力安全・保安院】

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