【アメリカ】2006.01.26 発表
EPAは1月26日、同庁に提出することを目的に、第三者機関が行う、妊婦および小児を対象とした殺虫剤の投与試験を禁止する規則(最終版)を公表した。
この規則は、全米科学アカデミーからの勧告及びパブリックコメントを踏まえて策定された。新たな規則により、「共通規則」(連邦政府により実施され、または支援される試験に対する倫理基準)が、第三者機関によって行われる投与試験にも適用されるようになる。
今後、殺虫剤を用いた投与試験に際しては、(1)妊婦及び小児が参加者に含まれないようにする、(2)「共通規則」の要求事項を遵守する、(3)試験が新規の倫理基準に適合し、科学的に適切なものであるかをEPAが審査するために、試験の開始前に、試験に関する詳細な計画をEPAに提出する、(4)試験が開始されたら、当該試験が必要な倫理基準に適合しているかを示す詳細な情報をEPAに提供する という4点を守らなければならない。
また、新規則に基づき、EPAは「人体試験審査委員会」を設置し、既存の人体試験の結果を採用するか決定する際に、専門家による科学的、倫理的な審査を行うとともに、新たな研究提案についても、実施前に審査を経ることとしている。【EPA】
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