【国連】2006.02.12 発表
2006年の世界環境デー式典がアルジェリアで開催されることが決まった。世界環境デーは毎年6月5日に開催され、世界規模で環境問題の普及啓発を促進し、政治的関心や活動を拡大する重要な手段の1つである。北アフリカでの開催は初めて。
国連総会で、2006年を「国際砂漠・砂漠化年」とすることが決まったことを受け、今年の世界環境デーのテーマは「砂漠と砂漠化」となった。
現在、地球上の40%以上が乾燥地となり、世界人口の3分の1にあたる約20億人がそこに居住している。砂漠化は、人為的な要因と気候変動によって引き起こされ、生物学的な生産力を低下させる。さらに、莫大な社会的経済的費用がかかる。
UNEPのテプファー事務局長は、「土地は水と空気の次に大事な生存の基盤である。しかし、いったん土壌が失われると、自然がそれを再生するのに数千年かかる。人為的な土壌の劣化は、今やすべての大陸で起こっており、緊急に取り組む必要がある」と指摘し、砂漠化について話し合う場として、北アフリカに焦点が当てられるのは望ましいことだと述べた。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=469&ArticleID=5144&l=en
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