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【環境省】2006.03.01 発表

意見募集へ ベルギーの南極新観測基地建設・運営についての環境アセス案

 環境省は2006年3月1日、ベルギー政府から送付された、南極ドロンニング・モード・ランドでの同国・新観測基地建設・運営案についての包括的環境影響評価書案を公開し、この案について06年3月31日まで意見募集を行うことにした。
 この包括的環境影響評価書案は1998年に発効した「環境保護に関する南極条約議定書」に基づくもの。
 議定書は、南極条約地域での観測活動を含む全活動に対する環境評価の実施、影響が比較的大きい活動に対する包括的環境評価書の作成を規定しており、包括的環境評価書を作成した場合には、全締約国に送付の上、意見を求めるべきとしている。
一方、評価書案の送付を受けた締約国は、各国内で案を公表し、その結果を意見として送付することができる。
 今回の評価書案は、1967年に閉鎖されたベルギーのロア・ボードワン基地に代わるものとして、現在、南極での研究観測の空白地帯となっている東経20~30度地域に07年度に新観測基地を建設することを想定し、その建設および建設作業、運営、維持に関する環境影響を評価にしたもの。
 「大気、氷雪、野生生物などに対する影響を予測、評価した結果、環境への影響は軽微または一時的なものであり、これらの活動を実施して差し支えない」と結論づけている。
 なお意見は所定の様式により送付することが必要で、郵送、FAX、電子メールで受付けている。宛先は環境省地球環境局環境保全対策課(住所:〒100−8975東京都千代田区霞ヶ関1−2−2、FAX番号:03−3581−3348、 電子メール:antarctic@env.go.jp)。
 今回寄せられた意見を参考にした締約国の意見は、南極条約協議国会議環境保護委員会の助言、南極条約協議国会議で提出された意見とともに、最終的な包括的環境影響評価書に反映される見込み。【環境省】

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