【イギリス】2006.02.24 発表
生物多様性担当のジム・ナイト大臣(政務次官)は、2月24日、イギリスが欧州評議会の欧州景観条約に署名したことを発表した。
欧州景観条約は、景観だけを取り上げたものとしては初めての条約であり、田園景観から都市景観、都市周辺の景観まで、あらゆる景観をカバーするものである。また、同条約は、傑出した景観及び日常的な景観の両方を対象としている。
ナイト大臣は、欧州景観条約は、保護や開発、持続可能な景観管理の問題を扱うもので、イギリスは、自然環境・人工環境に強く貢献していく姿勢を背景に署名したと述べた。大臣は、同条約が政策立案の指針として役立つと期待を示している。
今後、同条約について討議を行うか検討するため、イギリス議会に21日の猶予が与えられている。手続きが完了し、政府が、イギリスは条約の要求事項を満たしていると判断すると、環境・食糧・地方省は、条約の批准の準備に入る。
なお、欧州景観条約は、2000年10月20日、イタリアのフィレンツェで採択され、2004年3月1日に発効している。2005年12月19日現在、20カ国が批准し、12カ国が署名している。【イギリス環境・食糧・地方省】
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