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[海外エコニュース一覧]

【国連】2006.03.01 発表

2006年は国際ウミガメ年

 ウミガメの保全を目指す国際的なキャンペーンが3月1日から、スタートした。
 このキャンペーンは、「ウミガメ年−2006」を合言葉に、ウミガメの危機をアピールし、海洋生物への公的支援を促進することを目的として行われる。
 キャンペーンを組織しているのは、インド洋・東南アジア地域ウミガメ協定事務局。2006年12月31日までの間、オーストラリア、タイ、イラン、セイシェルなどの25カ国で、「海の大使 ウミガメの保全に協力」をキャッチフレーズに、様々なイベントや活動が展開される。
 インド洋・東南アジア地域には6種類のウミガメが生息しているが、その数は過去数十年間で減少し、絶滅の危機に瀕している種もある。例えば、マレーシアでは、オサガメの巣が、1960年代には5000個もあったが、最近は10個以下となっている。漁網による事故死、ウミガメの営巣地となる砂浜やサンゴ礁の破壊、持続可能でない消費が、ウミガメに対する最大の脅威となっている。
 また自然災害による犠牲もある。インド洋津波では、いくつかの産卵場所が破壊されてしまった。
 UNEPのテプファー事務局長は、2002年のヨハネスブルグ・サミットにおいて、各国政府は、生物多様性が失われるスピードを2010年までに大幅に低減させることに同意したが、ウミガメはそのフラッグシップとなる種であると述べ、キャンペーンの成功に期待を寄せた。【UNEP】

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