【環境省】2006.03.20 発表
経済産業省と環境省は平成18年3月20日、フロン回収破壊法に基づき、16年4月~12月(注1)に使用済み自動車のカーエアコンから回収されたフロン類の量をまとめ公表した。
フロン回収破壊法に基づくカーエアコンからのフロン回収は14年10月から実施されている。
16年4月~12月の集計では、回収されたカーエアコンは144万8,444万台(15年度:169万7.064台)で、回収フロン類の総計は約577トン(15年度:約638トン)。うちCFC(クロロフルオロカーボン)は約317トン(15年度:約415トン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)は約259トン(15年度:約223トン)。
また回収量のうち、破壊処理のために自動車製造業者に引き渡された量は約433トン(15年度:約420トン)、再利用量は約178トン(15年度:約170トン)、16年度末時点でフロン類回収業者が保管していた量が約94トン(15年度:約183トン)とされている。
カーエアコンからのフロン回収は、17年1月1日から自動車リサイクル法の枠組みの中での実施に移行しているため、15年度のデータと16年度のデータを単純に比較することはできないが、17年1月~3月も16年4月~12月と同程度の回収量があったと仮定して比較してみると、16年度の回収量は15年度に比べ約20%程度向上したこととなるという。
(注1)カーエアコンからのフロン回収は、17年1月1日からフロン回収破壊法ではなく、自動車リサイクル法の枠組みの中での実施に移行している。【環境省】
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