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【イギリス】2006.03.08 発表

イギリス新動物福祉法案 巡業サーカスでの特定の動物の利用を禁止へ

 動物の福祉担当のブラッド・ショー大臣は、新動物福祉法に基づき、巡業サーカス団の芸で、特定の動物を利用することを禁止する方向性を示した。
 動物福祉法案第8条は、サーカス事業者などの動物管理者に対して、同法に定める、合理的な動物の福祉上のニーズを満たすよう要求する。しかし、同大臣は、議会での第二次読会や常設委員会での審議を踏まえ、この規定では、サーカス事業者や法令執行担当者に対して、何が許可され、何がダメなのか、十分に明確だと言い切れないのではないか としている。
 この点を明確にするため、同大臣は、動物福祉法案第10条に基づく規則を制定し、動物の福祉上のニーズが満たされていない特定の動物(家畜以外の動物)について、巡業サーカスでの利用を禁止する方針を明らかにした。今後、現在の法案に加えて、サーカス及び興行用動物のための行動規範を制定する。行動規範には、動物へのトレーニング、トレーナーの適性、巡業移動中の動物の宿泊施設などに関する事項が盛り込まれる。なお、この新規制は、巡業型のサーカス団のみを対象としており、動物園での興行や、映像産業、また巡業をしない常設型のサーカスは対象外である。
 今後、規則案の内容について、企業、動物福祉団体、関連省庁と協議し、その後、公衆協議に入る。【イギリス環境・食糧・地方省】

プレスリリース

http://www.defra.gov.uk/news/2006/060308a.htm

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