【外務省】2001.09.05 発表
平成13年8月26日、兵庫県の神戸大学大学院国際協力研究科で、ODA(政府開発援助)に関する市民との対話の場として「ODAタウンミーティング イン 神戸」が開催された。
このタウンミーティングでは第2次ODA改革懇談会中間報告の紹介、キャスターの生島ヒロシさんの司会によるパネルディスカッション、会場との対話などが行われた。
パネルディスカッションには漫才師の西川のりお氏、NGO「ピース・ウィンズ・ジャパン」東京事務局の横山祐子氏、拓殖大学国際開発学部長の渡辺利夫氏、神戸大学大学院教授の五百籏頭眞氏、外務省経済協力局政策課長の秋元義孝氏らがパネラーとして参加した。
横山氏は「個人的にはODAがいかに変化をもたらすかを目撃しているが、ODAの成果を知る人が関係者以外にほとんどいないのが問題」、西川氏は「日本はお金は出しているが外国からぼろくそに言われることがあり、割が合わない。ODAを出していてもそのような状況が変わらないのであれば援助する意味がない。また何故中国のような大きな国に援助をするのかよく分からない」など日本のODAについての問題提起を行った。なお、中国へのODAについては、渡辺氏によっても「日中双方に賠償の代替という意識があり、感謝の気持ちや効率化という視点が出てきにくい」との指摘が行われた。
これに対し、五百籏頭氏は「日本は国益を外交政策で追求しないといけないが、国益とは近視眼的であってはならない」「本当に役に立つ協力とは何か、大方針を考え、国別計画を詰めていくことが大事」と発言。また、秋元氏も「中国も含め、どの国にどれくらい援助していくべきか、透明性を高め、国民がコメントし得るプロセスが必要で、今日まさにコメントをいただければと思う」と発言した。
なお、横山氏からはこのほかに「アメリカではODAの3分の1がNGOを通した援助に充てられているが、日本はまだ0.38%。ODAとNGOの連携は今後の課題だ」との指摘もなされた。【外務省】
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