地域で地球温暖化防止に取組む小学生８人が平成１８年３月２９日に首相官邸を訪れ、小泉首相を表敬訪問した。
　訪問したのは、１８年２月に地球環境国際議員連盟が開催したシンポジウムで、自分たちの温暖化防止活動の内容を発表した「岡山市京山地区持続可能な開発のための教育（ＥＳＤ）環境プロジェクト（岡山ＫＥＥＰ）」のメンバーと、東京都板橋区立板橋第７小学校の６年生たち。
　岡山ＫＥＥＰでは、大人と子どもを交えた地域の環境点検に継続的に取組んでおり、また板橋第７小では、子どもたちが育てた植物で校舎を覆うことで、夏の教室の温度上昇を防ぐ工夫をしている。
　子どもたちは小泉首相に「自分たちのできることに取り組み、温暖化防止のために努力する世界の人たちと力を合わせて、大切な地球を守っていきたい」と報告。
　またこの報告を聞いた小泉首相は、「地球の環境は我々が将来の子どもたちから借りているものだという考え方もある。大事に使って環境を良くしていかなくてはならない」と環境保護の大切さを子どもたちに訴えていた。【首相官邸】