【イギリス】2006.03.16 発表
1994年から2004年まで、20年間にわたる、イングランドの地方別野鳥数統計が発表された。
野鳥数の指標データは、主に野鳥繁殖調査等をもとに、イギリス鳥類学トラスト(BTO)及び王立鳥類保護協会(RSPB)がまとめたもので、中期間にわたる野鳥数の推移が分かる。主な内容は以下のとおり。
●農地の野鳥
ほとんどの地方では、過去20年に大きな変化はない。ただし、例外として、中西部では14%、南東部では12%減少したが、北西部では15%増加した。これにより、イングランド全体では5%の減少となった。
●森林の野鳥
北西部で26%、中東部で17%、ヨークシャー及びハンバー地方では15%の増加が見られた。南東部では12%減少したが、残りの地方では、ほとんど変化がなかった。
●固有種の野鳥
各地方によって異なる、様々な種類の野鳥がとりあげられているため、統計の比較は難しいが、全体的には多くの地域でほとんど変化がない。北西部、北東部、ヨークシャー及びハンバー地方、中東部では、12%から23%の増加が見られた。【イギリス環境・食糧・地方省】
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