新宿御苑「１００周年記念」行事のスタートを切る「新宿御苑１００周年記念式典」が１８年４月２８日１５時から、御苑内の特設パビリオンで開催される。
　環境省所管の国民公園・新宿御苑は、江戸時代の信州高遠藩主内藤氏の屋敷跡に立地している。近代農業振興を目的とする農業試験場時代、宮内省所管の新宿植物御苑時代を経て、ちょうど１００年前の明治３９（１９０６）年に皇室の庭園として造営された時、「新宿御苑」という名称が定まった。
　環境省は１８年度にさまざまな「１００周年記念」行事を展開していく予定だが、今回の「式典」は新宿御苑にゆかりのある人々や周辺地域の人々に参加してもらうこととし、開催日当日の４月２８日は臨時閉苑する。
　なお「式典」では、自然環境の保全に関して顕著な功績があった人をたたえる自然環境功労者の環境大臣表彰や、新宿御苑の発展に尽力した人に対する新宿御苑功労者への感謝状贈呈が実施される予定。
　新宿御苑功労者として感謝状贈呈の対象となるのは、新宿御苑の庭園の管理運営に貢献している「グリーンアカデミークラブ」、入苑者に対する苑内のガイドなどを行っている「新宿御苑パークボランティア」など、５名１３団体。【環境省】