【EU】2006.04.06 発表
ドイツ、オランダなど11のEU加盟国が、公式リストから多くの水浴場を除外していたことに対し、欧州委員会は、EUの水浴場指令の適用を逃れるためのものだとして、警告する文書を送付した。
欧州委員会は、こうした行為は、海水浴場や湖水浴場を管理し、汚染に対処するよう促す水浴場指令等の趣旨に反するとしている。欧州委員会は、「加盟国には、浄化策を講じる代わりに、水浴場を閉鎖することを選択する国がある」と指摘した。
今回、警告文書を送付されたのは、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペインおよびスウェーデン。この11カ国で、7000カ所近くの水浴場がリストから除外された。
欧州委員会は、これらの国々に対し、水浴場をリストに再登録するか、または、リストから除外した詳細な理由を示すよう求めている。適切な対応がとられない場合には、欧州司法裁判所に提訴する。【欧州委員会環境総局】
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