【EU】2006.04.11 発表
欧州食品安全機関(EFSA)は、4月11日、数カ国のEU加盟国で禁止されている、Bt176トウモロコシなど5種類の遺伝子組換(GM)作物について、健康上のリスク等は無いという見解を示した。
この見解は、欧州委員会からの要請に基づいて示されたもの。5種類のGM作物は、EU指令(90/220/EEC)に基づき、EUレベルでは承認されている。しかし、EU加盟国の中には、これらを禁止している国々もある。欧州委員会は、昨年、禁止措置を停止するよう、これらの国々を説得しようとしたが、失敗した。
今回、EFSAの遺伝子組換体パネルは、現在の科学的知見に照らし、これら5種類のGM作物が、市場で販売されても、人体や家畜、環境に悪影響が生じるおそれがあるとする理由は無い と結論づけた。【欧州食品安全機関】
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