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[国内エコニュース一覧]

【水産庁】2006.05.01 発表

ウニを除去して藻場回復確認 北海道の神恵内漁港周辺

 北海道古宇郡の神恵内漁港周辺で、漁業者と一般市民ボランティアダイバーがウニ除去活動を協力して行った結果、藻場の回復が確認されたことが水産庁の平成18年5月1日の発表で判明した。
 藻場は水産動物の産卵の場、稚魚の生育の場であるばかりではなく、水質浄化や生態系の多様性保全に対しても重要な役割を担っている。しかし、環境省の調査では、昭和53年には20万7,615ヘクタールあったとされる全国の藻場が平成3年には20万1,212ヘクタールと6,403ヘクタール減少したことが報告されており、その原因の1つとして、ウニによる食害が指摘されている。
 今回のウニ除去活動は、水産庁の委託事業として17年9月に実施されたもので、アマチュアダイバー10名(男性6名、女性4名)と3名の漁業者を含む20名が2日間取り組んだ結果、合計約3万3,000個、1,457キログラム分のウニ除去を達成。17年10月、12月、18年2月、4月に藻場の回復状況を観察したところ、ホソメコンブが回復傾向にあることが明らかになったという。
 藻場は春から夏にかけて繁茂する時期を迎えることから、水産庁は今後も継続して回復状況の観測を続けるとしている。【水産庁】

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