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【水産庁】2006.05.09 発表

和歌山県、太平洋南区のイサキについて「資源回復計画」作成

 和歌山県は太平洋南区のイサキについて「資源回復計画」を作成し、2006年5月1日に公表した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
 太平洋南区のイサキは1970年代には500トンから1,000トンの漁獲量があったが、1979年に減少しはじめてからは低水準の漁獲が続き、01年以降は300トンに満たない状況が続いている。またその原因としては、1歳魚、2歳魚までの漁獲割合が高く、次世代の資源が確保されない「加入乱獲」による資源減少が指摘されている。
 今回の「資源回復計画」は、2011年に現状の漁獲量を維持することを目標に設定しつつ、全長20センチメートル以下のイサキ再放流、産卵期の操業制限、イサキ養殖種苗の放流増加−−などの措置を盛り込んでいる。【水産庁】

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