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【国土交通省】2006.05.08 発表

16年の水害被害額 過去最高の約2兆183億円に

 平成16年に発生した水害による被害額が「水害統計(注1)」史上最高額にのぼることが、国土交通省の18年5月8日付け発表であきらかになった。
 16年には、台風23号や新潟・福島豪雨が発生したほか、気象統計開始以降最多の10個の台風が上陸。全国各地で水害が多発した。
 今回公表された16年の「水害統計」は、水害による死傷者数が約3,200名、被災建物棟数が約20万棟に上ったことを報告するとともに、各都道府県、市区町村からの報告をもとに、建物、家庭用品、事業所資産、公共土木施設、公益事業の各被害額を算出している。
 算定結果によると、16年の全国の水害被害額は約2兆183億円にのぼり、これまでの最高額であった昭和57年の約1兆3,883億円を大きく上回った。
 水害被害額の内訳は建物、家庭用品、事業所資産などの一般資産被害額が約1兆3,405億円(66.4%)、公共土木施設の被害額が約6,597億円(32.7%)、公益事業の被害額が181億円(0.9%)。
 災害別では、台風23号による被害額が約7,709億円、新潟・福島豪雨や福井豪雨を含む梅雨前線豪雨による被害額が約4,563億円、台風16号による被害額が約2,887億円とされている。
 なお、林野庁もこれらの豪雨などによる林野被害額が約3,400億円にのぼることを17年1月に公表している。

(注1)「水害統計」は昭和36年に調査を開始している。【国土交通省】

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