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【環境省】2006.05.12 発表

新幹線鉄道沿線の環境基準未達成地域に対する「75デシベル対策」推進へ

環境省は新幹線鉄道沿線の環境基準達成策「75デシベル対策」の推進を引き続き関係行政機関に要請することを、平成18年5月12日までに決めた。
昭和50年に定められた、新幹線鉄道騒音についての環境基準では、地域類型別の騒音基準値と達成目標期間が設定されており、騒音基準値は住宅地域(類型1地域)で70デシベル以下、商工業地域(類型2地域)で75デシベル以下とされている。
 「75デシベル対策」は、新幹線鉄道沿線の住宅密集地域などで75ホンを超える地域の騒音レベルを75デシベル以下とするため、昭和60年度からスタートした対策で、防音壁のかさあげ、改良型防音壁の設置、レール削正の深度化、バラストマットの敷設、低騒音型車両の開発などを内容としている。
 これまでに1次、2次、3次の対策を実施し、対策区間全ての測定地点の騒音値を75デシベル以下にする成果が確認されている。
 今回の要請は、従来の対策区間以外で75デシベルを達成していない地域が残されていることから対策地域を拡大して基準達成をめざすとするもの。
 具体的な対策の内容としては、(1)防音壁の設置などの音源対策、(2)車両、地上設備両面の騒音低減技術開発、(3)沿線地域の都市計画決定にあたっての環境基準の考慮、(4)沿線既成市街地の市街地開発事業計画決定にあたっての騒音防止上のぞましい土地利用の実現−−を進めるとしている。【環境省】

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