【外務省】2006.05.18 発表
2006年5月18日、イラク・ムサンナー県サマーワ市にある自衛隊宿営地で、日本の資金協力によるブサイヤ地区の4井戸の引渡式が行われ、イラク側からムサンナー県井戸局とブサイヤ郡関係者ら、日本側から外務省サマーワ事務所所長代行と陸上自衛隊関係者らが出席した。
今回引き渡されたのは、日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力22万ドル(約2,400万円)を活用して、新たに設置した4井戸。
イラク南部のムサンナー県は、シーア派住民が多数を占めることから、イラク国内の中でも特に基礎的インフラ整備が遅れていた場所で、日本政府は、水・衛生、保健・医療、公共施設の復旧・整備を中心として、同県民の生活基盤再建に重点を置いた復興支援を実施している。
今回4井戸が設置された、ブサイヤは近くに川や湖といった水源が全くない上に、道路未整備のため、給水車で水供給を受けることも困難な地域。4井戸の開設で、ブサイヤ地区の住民約1万7,000人の給水事情改善が期待できるという。【外務省】
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