【国連】2006.05.30 発表
中国、インド、ブラジルを対象とした4年間の国際プロジェクト「3カ国エネルギー効率化プロジェクト(3CEE)」が、エネルギー消費量の削減に成功した。
このプロジェクトは、2001年に開始され、3カ国の関係機関と世界銀行、UNEPのリソ・センター(デンマーク)などが協力して実施してきたもの。
同プロジェクトの代表者、世界銀行のテーラー氏は、「インド、中国、ブラジルでは、既存の建物やインフラのエネルギー効率を改善することで、エネルギー消費量を25%以上削減できるだろう」と指摘。
一方で、実際に投資を行うことはなかなか難しかったと、同プロジェクトでは結論づけている。鍵となるのは、企業側の意識を喚起すること、エネルギー効率の診断を支援すること、そして、エネルギー効率化事業が、地元で簡単に資金を調達できるよう商業銀行を啓蒙することである。
同プロジェクトの成果は、金融仲介メカニズムに関する国際会議(パリにて5月19~20日まで開催)において公表された。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=477&ArticleID=5278&l=en
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