【厚生労働省】2006.06.06 発表
厚生労働省は2006年6月6日、ピリジンカルボキシアミド系殺虫剤「フロニカミド」の残留基準を設定する「食品、添加物等の規格基準」改正案を公表し、この案について18年7月6日まで意見募集を行うことにした。
フロニカミドは1994年に石原産業(株)により発見されたピリジンカルボキシアミド系殺虫剤であり、アブラムシ類、コナジラミ類などの吸汁害虫の吸汁行動を阻害する。内閣府食品安全委員による食品健康影響評価では、一日摂取許容量(ADI 注1)を1日体重1キログラムあたり0.073ミリグラムとする評価が行われている。
今回の基準値案は、各食品について基準値案上限までフロニカミドが残留していたとしても、平均的な日本人が1日あたりに摂取する農薬量(理論最大摂取量)がこのADIの12.7%(幼小児の場合は24.4%、妊婦11.6%、高齢者は14.6%)にとどまる範囲で設定されている。
意見は郵送、電子メールで受付けている。宛先は厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課残留農薬係(住所:〒100−8916東京都千代田区霞が関1−2−2、電子メールアドレス:prstnpc@mhlw.go.jp)。
(注1)人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響をおよぼさないと判断される量。1日当たりの体重1キログラムに対する質量として表わされる。【厚生労働省】
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495060020&OBJCD=100495&GROUP=
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