【国連】2006.06.16 発表
世界保健機関(WHO)は、6月16日、世界の疾病の24%は環境に原因があり、環境を改善することで予防できる とする報告書を公表した。
報告書「健全な環境を通じた疾病の予防:疾病への環境負荷に関する推計」は、疾病の環境的な要因に着目した、包括的かつシステマティックな研究に基づくもの。
報告書によれば、年間の死亡件数のうち、1300万件は、予防可能な環境要因によるものだという。悪質な環境によって引き起こされる主な疾病として、報告書は、下痢、呼吸器系の感染症、偶発的な怪我およびマラリアの4つを指摘。家庭用貯水槽や衛生状況の改善、クリーンな燃料の使用、建物環境の安全性の向上、有害物質管理や水資源管理の改善といった措置を講じることで、環境的な要因の影響を減らすことができるという可能性を示した。【世界保健機関】
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2006/pr32/en/index.html
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