【気象庁】2006.06.30 発表
日本沿岸の海面水位が過去100年間で最も高くなっている状態が続いていることなどを踏まえ、気象庁は2006年6月30日、「1年のうちで潮位が最も高くなる8月から10月にかけての新月・満月前後の満潮時には、浸水被害などに対する注意が必要」との発表を04年、05年に続き行った。
海面水位は約20年周期で変動を繰り返しているが、1980年代半ばからは上昇傾向が続き、現在この100年間で海面水位が最も高い状況。
気象庁では、「このように潮位が高い時期に、黒潮流路や海水温変動を原因とする異常潮位が発生すると、沿岸低地で浸水害が生ずるおそれがある」と注意を呼びかけている。
なお高潮や異常潮位によって浸水害が発生するおそれがある場合には、最寄りの気象台が高潮注意報・高潮警報や潮位に関する情報を発表することになっており、気象庁ホームページ内の気象警報・注意報情報、潮位情報のサイトからも情報が取得できる。【気象庁】
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