【イギリス】2006.07.04 発表
7月4日、イギリス・エセックスにあるウォラシー島の防波堤が決壊され、イギリス最大の人工塩水湿地が誕生した。この湿地は、1990年代の開発で失われた野鳥の生息地を代替するため、環境・食糧・農村地域省が750万ポンドをかけて造り上げたもの。
115ヘクタールの湿地には、7つの人工島、塩水のラグーン、干潟、歩道、4キロにわたる防波堤がある。湿地は、ハマシギ、ミヤコドリなどの野鳥や、貴重な植物、昆虫、魚類の生息地になり、また、嵐や洪水の際には、沿岸を保護する緩衝帯となる。
2004年から始まったこの事業は今年8月に完成の予定で、その後、2011年まで集中的に独立機関によるモニタリングが行われる。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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