【アメリカ】2006.07.05 発表
EPAは7月5日、「水銀に関するEPAのロードマップ」と題する報告書を公表した。報告書によれば、アメリカでは、大気中への水銀排出量は、1990年から45%減少しており、また製品および産業過程における水銀の使用は、1980年から1997年までの間に83%減少している。
この報告書は、次の6つの主要領域、すなわち(1)環境中に排出される水銀への対策、(2)環境中への排出につながりうる、製品および産業過程における水銀の使用への対処、(3)商品段階での水銀の供給の管理、(4)市民とのリスク・コミュニケーション、(5)国際的な水銀排出源対策、および(6)水銀に関する調査・モニタリングの実施、に焦点を当てている。
また、EPAは、同日、重要新規使用規則案に署名を行った。この規則案は、有毒物質管理法(TSCA)に基づき公表されるもので、自動車の照明機器やアンチロック・ブレーキ・システムに使用されるスイッチ中の水銀の使用の再開につき評価を行い、必要な場合には、ヒトの健康または環境に対する不合理なリスクを防止するために、使用の再開を禁止または制限する機会を、EPAに与えるものである。【EPA】
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