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【EU】2006.07.18 発表

欧州委員会 水環境基準に関する指令案を公表

 欧州委員会は、7月18日、農薬、重金属など幅広い危険物質を対象とした、「水政策分野における環境基準に関する指令」を提案した。
 指令案では、ヒトの健康及び水中の動植物に特にリスクをもたらす、41種類の殺虫剤、重金属、その他の化学物質(既存の法令の規制対象となっているものが8種、欧州閣僚理事会及び議会が水枠組み指令に基づいて対策の必要な「優先物質」としているものが33種)について、表流水における濃度の上限値を設定する。この上限値は、2015年までに達成しなければならない。
 特に、有毒で、環境残留性、生物蓄積性の高い13種類の物質(ノニルフェノール、トリブチルスズ化合物などの「優先有害物質」)については、2025年までに水中への排出が禁じられる。
 なお、本指令案は水枠組み指令(2000/60/EC)の下位指令であり、すでに提案された地下水指令に並ぶものである。また、本指令に基づく新たな環境基準により、80年代に制定された従来の5つの指令(82/176/EEC,83/513/EEC,84/156/EEC,84/491/EEC,86/280/EEC)に基づく環境基準は廃止される。【欧州委員会環境総局】

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