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【水産庁】2006.08.18 発表

2006年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の沖合域調査が終了

 2006年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査(沖合域調査)が06年8月21日までに終了し、調査船団が23日までに北海道函館港、山口県下関港などの入港する見込みとなった。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から99年まで実施したミンククジラの系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が行われている。
 今回の調査では、北西太平洋(IWC科学委員会が想定した7・8・9海区)でミンククジラ100頭(別途沿岸調査として120頭)、ニタリクジラ50頭、イワシクジラ100頭、マッコウクジラ10頭を捕獲。
 これらのクジラの胃の内容物を調べた結果では、ミンククジラがカタクチイワシ、サンマ、オキアミ、イカナゴ、スケトウダラなどを海域や時期を変えて幅広く捕食していることが確認されたほか、ニタリクジラはカタクチイワシ、オキアミなどを、イワシクジラはカイアシ類やオキアミ、サンマなどを、マッコウクジラでは中深層性イカ類や中深層性魚類を捕食していることが、例年同様確認された。
 調査海域では調査対象鯨種のミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラのほか、04、05年の調査時と同じく、シロナガスクジラやナガスクジラなどの大型鯨類などが多数目視されたという。【水産庁】

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