【ドイツ】2006.08.22 発表
8月22日、ドイツ連邦環境省は、Schozachtal合同浄化装置目的組合(バーデン・ヴュルテンベルク州)が実施する新技術を導入した沈殿汚泥浄化施設の建設プロジェクトに、環境革新プログラムから66万ユーロを助成することを発表した。このプロジェクトの目標は、沈殿汚泥量の削減とより多くのバイオガスの獲得である。
現在は、好気条件下で沈殿汚泥を安定化する手法が幅広く利用されているが、ここでは、嫌気条件下で沈殿汚泥を安定化する手法を採用し、有機物質に含まれるエネルギーをメタンの形で使用できるようにする。
発酵プロセスにおいて発生するバイオガスから熱を生産し、この熱を、発酵層の保温、施設の暖房、沈殿汚泥の乾燥に利用する。沈殿汚泥の量も年間約4分の3削減される。また、泥水に含まれている栄養素をろ過して、肥料などに再利用する研究も実施される。【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/pressemitteilungen_ab_22112005/pm/37696.php
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