【その他】2006.08.30 発表
国際防災会議(スイスのダボスで8月27日から9月1日まで開催)において、世界自然保護連合(IUCN)は、生態系管理と災害リスクの減少をどのように結びつけていくかを示す報告書を公表する。
「エコシステム、生活および災害:災害リスク管理への統合的なアプローチ」というタイトルの報告書では、将来の災害を防止しつつ、地域の暮らしの復興に向けて、保護活動と被災したコミュニティがどのように協力していくことができるか、いくつかの事例が示されている。
IUCNの主席科学者であるマックニーリー氏は、「津波や地震などの異常な自然現象が、必然的に大災害につながるわけではない。森林破壊や不適切な住宅建設が、地すべりや飢餓、地震の多数の犠牲者の原因となっている」と強調。また、IUCN生態系管理プログラムのリートベルゲン氏は、「健全な生態系は、災害からのシェルターを提供しており、大きな経済的価値がある」とコメントしている。【IUCN(国際自然保護連合)】
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