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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2006.08.29 発表

イギリス 新たなシカ管理政策を提案

 シカの急増に伴う問題を解決するため、生物多様性担当のガーディナー大臣は、シカ保護法の改正を提案した。
 イングランドのいくつかの地域では、シカの急増により、森林生息地が脅かされたり、農作物に巨額の損失が生じたりしている他、シカとの交通事故も増え、年間300人以上の人がけがをしているという。
 現行のシカ管理政策は、シカの数が少なかった時代のものであり、今後はシカの保護とシカが引き起こす問題の解決とのバランスをとっていくことが必要とされる。今回提案された内容は以下のとおり。
●小さな種類のシカは小口径のライフルで撃ってもよいものとする。
●シカが病気やけがで苦しんでいる時、あるいは母ジカが死んだり殺されたりして子ジカが一人で生きていけないと思われる場合などは、適切かつ苦痛を与えない方法で、シカを駆除してもよいこととする。
●禁猟期間を2週間短くする。
●禁猟期間中でも、自然遺産や人間の安全及び健康を守るため、シカの狩猟許可を導入する。
●自然遺産や人間の安全及び健康を保護し、また、所有地を著しい損害から守るため、夜間にシカを捕らえたり、駆除したりする許可を与える。
 意見の締め切りは2006年10月24日まで。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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