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【原子力安全・保安院】2006.09.12 発表

浜岡5号機と志賀2号機のタービン羽根破損で調査状況を公表 第12段の羽根以外には異状なし

 原子力安全・保安院は平成18年9月12日、中部電力(株)浜岡原発5号機と北陸電力(株)志賀原発2号機の低圧タービンの羽根の破損状況について、同日までに中電と北陸電力から寄せられた情報を公表した。
 浜岡5号機は18年6月に、「タービン振動過大」という警報発報に伴い原子炉が自動停止しており、その調査の過程で低圧タービン羽根の脱落や折損・ひび割れが判明。続いて同型式の蒸気タービンを持つ志賀2号機でも、羽根の脱落、破損が確認されたことを受け、この2基については保安院の指示で羽根の点検が進められてきた。
 今回の公表内容によると、浜岡5号機では、3つある低圧タービンとも第12段の羽根に折損またはひび割れが認められたが、他の段の羽根については異状は認められなかった。
 このため、中電では、タービンの自動停止・緊急停止時などに、給水加熱器内の蒸気がタービンに急速に逆流する現象が発生し、第12段の羽根のみに無理な力をかけ、羽根の疲労破壊を引き起こしたのではないかと原因を推定。保安院に報告している。
 一方、志賀2号機でも、3つある低圧タービンのうち、低圧タービンCについては、第12段以外の羽根に異状が認められなかったことが報告されているという。
 なお保安院は、中電と北陸電力に調査を継続するよう指示。原因究明調査を進め、再発防止対策などの対応をとっていくとしている。【原子力安全・保安院】

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