【原子力安全・保安院】2006.09.18 発表
松田科学技術政策担当大臣は2006年9月18日、ウィーンで開催中の第50回国際原子力機関(IAEA)総会の中で、07年に日本がIAEAのIRRS(総合的規制評価サービス)を受け入れることを明らかにした。
IAEAは、原子力の平和利用推進などを目的として、1957年7月に設立された国際機関で、06年9月時点で、日米ロをはじめ140か国が加盟。加盟国が原子力を利用する際の安全基準の作成や、安全確保に関するさまざまな評価活動を行っている。
このうちIRRSは、原子力安全規制に関する対象国の法制度、組織などを総合評価するサービス。評価は(1)加盟国が準備した自己評価書と(2)IAEAが準備した質問に対する回答−−にもとづき、各国規制機関の専門家から構成される評価チームがピアレビュー(科学研究分野で行われる同分野の専門家による評価)を行う方法をとる。
IRRSは06年に英仏で、07年は日本のほか、スペイン、ドイツ、カナダでも実施される予定。【原子力安全・保安院】
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