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【国土交通省】2006.09.22 発表

3年連続で88%が有機汚濁環境基準達成 17年一級河川水質調査結果

 国土交通省は全国一級河川109水系や湖沼計1,106地点で行った平成17年1年間の水質調査結果をとりまとめ、18年9月22日に発表した。
 このうち有機汚濁についての調査では、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(河川の基準)やCOD(湖沼の基準)の環境基準値を満足している地点の割合が、3年連続過去最高の88%を維持したことがあきらかにされた。
 BOD平均値が最も良好だったのは、北海道の尻別川、後志利別川(しりべしとしべつがわ)、鵡川(むかわ)、沙流川(さるがわ)、札内川(さつないがわ)、北陸の荒川の6河川でBOD平均値はいずれも1リットルあたり0.5ミリグラム。
 一方、BOD平均値のワースト3となったのは、近畿の大和川(BOD平均値:1リットルあたり6.4ミリグラム)、関東の鶴見川(同:1リットルあたり4.7ミリグラム)、綾瀬川(同:1リットルあたり4.7ミリグラム)だったが、BOD値の10年間の改善幅で見ると、1リットルあたり5.9ミリグラム減の綾瀬川、5.5ミリグラム減の大和川、2.3ミリグラム減の鶴見川はいずれもベスト3だった。
 またダイオキシン類については、水質環境基準を満足した調査地点の割合は99%で、底質については全調査地点が環境基準を満足していた。
 なお今回は新たな試みとして「人と河川の豊かなふれあい」、「豊かな生態系」などの新指標に基づき、住民との協働による水質調査を全国規模で初めて試行したが、その結果では、「人と河川の豊かなふれあい」について最高のAランクと評価された地点は約15%(219地点中33地点)、「豊かな生態系」でAランクと評価された地点は約52%(201地点中104地点)となっていた。【国土交通省】

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